令和7年度予算要求から読み解く最新補助金トレンドと今できる準備

はじめに

2025年度(令和7年度)の経済産業省予算要求が公表され、来年の補助金・支援制度の方向性が少しずつ見えてきました。
物価高・人手不足・賃上げ・脱炭素など、中小企業を取り巻く環境変化に対応するため、補助金の重点分野も変わりつつあります。
「公募が始まってから慌てる」よりも、今のうちに情報を押さえ、来年の投資・事業計画と合わせて準備しておくことが成功のカギです。

2025年度補助金トレンド

「人手不足」「賃上げ」「デジタル化」「省エネ」の4分野が補助金の重点テーマです。

【生産性向上・省力化・人手不足対応】
「中小企業省力化投資補助事業」をはじめ、自動化・AI・ロボット導入などの省人化投資支援が来年度も重点。
特に「最低賃金引上げ」や「人手不足」への対応策として、中小企業の現場改善・省人化を後押しする予算枠が拡充される方向です。

<中小企業省力化投資補助事業>
中小企業等の売上拡大や生産性向上を後押しするために、人手不足に悩む中小企業等に対して、省力化投資を支援します。
これにより、中小企業等の付加価値額や生産性向上を図り、賃上げにつなげることを目的とした補助金です。

自社にあった申請方法が可能!

カタログ注文型

付加価値額向上や生産性向上に効果的な「汎用製品」を
「カタログ」から選択・導入する「カタログ注文型」

一般型

個別の現場や事業内容等に合わせた設備導入・システム構築等の多様な省力化投資を支援する「一般型」

<こんな方におすすめ>
・慢性的な人手不足で現場が回らない…。
・検査・梱包・在庫管理など、手作業中心の工程を自動化・デジタル化したい

【デジタル化・セキュリティ強化】
「IT導入補助金2025」では、DX推進・電子帳簿保存法対応・セキュリティ強化枠の拡充が見込まれています。
インボイス制度や電子取引保存への完全対応が迫る中、中小企業のデジタル基盤整備を継続的に支援していく流れです。

<IT導入補助金2025>
中小企業・小規模事業者等の労働生産性の向上を目的として、
業務効率化やDX等に向けたITツール(ソフトウェア、サービス等)の導入を支援する補助金です。

<こんな方におすすめ>
・インボイス制度に対応した受発注システムを導入したい
・システムを導入して、業務を効率化したい
・セキュリティを強化したい

【脱炭素・省エネ投資の後押し】
電気代高騰・エネルギーコスト上昇を背景に、省エネ設備更新・再エネ導入支援の補助金が継続。
「省エネ投資促進支援事業費補助金」
「中小企業等カーボンニュートラル推進事業」
など、脱炭素経営に取り組む企業への支援が広がっています。

<省エネ投資促進支援事業費補助金>
さまざまな業種で横断的に使われる汎用的な15設備の更新に対応する補助金です。

<こんな方におすすめ>
・電気・ガス代の上昇で利益を圧迫している…。
・古い設備を省エネ型に入れ替えることで、CO₂削減と同時に安定稼働・品質向上も実現

今からできる3つの準備

1.GビズIDプライムの取得

すべての補助金申請で必須。
発行まで2〜3週間要するため年内申請が
おすすめです。

 2.投資・改善計画の整理

「何を」「なぜ」「どんな効果があるか」を
簡潔にまとめる。
これが申請書の骨格になります。

申請支援を受ける

補助金と税務・雇用・資金繰りを連動させることで、無理のない実行計画が作れます。

融資を受けられる可能性が広がる

技術力や独自性、成長性が評価対象と
なり、創業間もない企業や研究開発型、
IT系スタートアップも融資を
受けやすくなりました。
赤字でも将来性が認められれば
資金調達ができる可能性があります。

 産業や地域経済の活性化につながる

中小企業が新規事業や設備投資に
挑戦しやすくなり、
産業の活性化が進みます。
新たな雇用が生まれ、下請け企業の受注増など地域経済への波及効果も期待できます。

金融機関との関係が深まる

事業性評価では、金融機関と定期的な対話を通じて事業理解を深めます。
その結果、単なる融資関係ではなく、
経営アドバイスや追加融資などの
伴走型支援が受けられます。

さいごに

“コスト削減”よりも“生産性向上”に向けた投資が評価される時代に入っています。
今から準備を始めれば、来春の公募開始にスムーズに対応ができるため、ぜひ早急に進めましょう!

また、本記事の内容は動画や資料でもまとめておりますのであわせてご活用ください。
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